Q&A

Felderchef&Mehlへの質問あるあるからの自社PRです!

※全て私一個人の見解です。ご了承ください^^

1. ドイツ菓子、オーストリア(ウィーン)菓子の違いは?

 

基本的には同じ流れです。ただオーストリアの方がお国柄なのか高貴なイメージで表現されることが多いです。ドイツは素朴な日常的なお菓子としてよく表現されます。特にドイツのバイエルン州やバーデン州ではほぼ菓子屋に並ぶ種類は同じかな…。ドイツも多くの国と隣接していますので、その地方によって​作られるものが必然的に違ってきます。ちなみにフランスのアルザス地方は昔何度かドイツ領土になった為、名前こそフランスですが、中身がドイツ菓子がいっぱいです。

2. お菓子のマイスターって何ですか? 

私(マイ)星(スター)ではありません^^

ドイツ国家の手工業の親方資格。今現在EUになりいろいろ法律も改善されましたが私が習得した時(1998年ケルンにて)の状況から。マイスター資格を持ったものがいなければ経営不可。大学の学士と同等の評価。ドイツの教育を受けていない者は10年以上の職人歴が必須。

試験内容:

(学科)経営学、労働教育学、商業法規、専門知識学 (ドイツ語論文式)

(実技)2,5日間大型工芸菓子+バウムクーヘン、ボンボンショコラ5種、

    プチフール4種、アイスクリーム、マジパン細工4種、          

    ティーゲベック5種、アントルメ、形のアントルメ、課題作品

(口頭試問)専門知識、学科試験の内容に関して

 ※2回までしか挑戦できません。(不合格の場合向いていないとの認識)厳しいです。

3. パンのマイスターは持っていますか?

いいえ、持っていません。ただパン屋も併用した店で修業をしたので成形などはしていました。今のMehlでは8年前にドイツの友人のところでたまたま修行していた日本人のパンのマイスターの資格を持った者が2年半ほどMehlで働き今現在その下で学んだ者が 今現在Mehlのパンを作っています

4. 本当のシュトレンって、バウムクーヘンってどういうものなん?(同業者からの質問多)

私自身も日本のドイツ菓子屋で働いていたころ同じ疑問を持っていたので 現地で学ぶことを決断しました。特にこの2つに関してドイツで各所食べまくりました。

そして日本で開業した当時うちのシュトレンを購入したお客様から「これはドイツのシュトレンじゃない!」と。。。そこでドイツの100年以上前からある食品品質競技会に挑戦すること7年(1回/年)かかり両方金賞受賞。

なので うちのはドイツのシュトレン、バウムクーヘンです!と言えます^^

5. 田頭さん ちゃんとパン、お菓子の作れる人はおらんかね。(異業種経営者からの質問多)

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おります。今現在製造スタッフ9名うち6名はパートです。その6名は最初の修業をうちでやり結婚や出産を経て再び働いています。年数は長い物から12年、10年、6年…となります。正直10年選手になると基本的には何でもできますし現場ですので生産能力もあります。

私の方針は1から10まで全てができるようになること。そして自分が思うもの作りたいものを表現できるようになること。(段階を踏んで進みます)

とにかく自分自身のオリジナルが作れるようになることを目標にしてもらいます。

みんなちゃんと作れる人を養成中です。パイ、タルト等の生地全般、ジャム等の副材料などほぼ自家製です。

6. これからの目標はなんですか? (メディア等の取材 少^^)

2001年の開業からお陰様で20年以上が経とうとしています。

ドイツから帰国して日本の事情も分からずいきなりのオープン。日本の食のレベルも人々の意識も知識も高い中、本当に色々ありましたが、がむしゃらにしがみつくように走ってきました。そしてつくづく日本で頑張ってきて良かったと思っています。これまでを振り返り、今後のことを考えると、今は私自身がドイツ菓子から身につけた技術、伝統技法を継承していきたいと思っています。昨今機械化が進む中、機械に使われる人ではなく、本質をちゃんと理解し機械を使える人になること。これは決して簡単なことではありません。私たち技術職にとって、それは日々鍛錬して身に付くものであり、それこそが私たちの財産となるものです。綺麗ごとは言いません。今まだ途上ですが、休日、労働時間も改善しつつあります。

自分自身の人生でお菓子作りをする生活ができ、それで収入を得て暮らせたらと思う方是非未来を一緒に考えてみませんか?

 

ご興味のある方、是非お気軽にご連絡頂けると幸いです。

Felderchef&Mehl  田頭 享